アキラさん
北堀江 EL TOPO BOOKS アキラさん

フリーランスのコピーライターです。ビールと煙草と怪談蒐集とギターとゲームと麻雀に目がありません。早起きが苦手です。MBTIはINFJ-A。
箱の更新状況はこちらから↓
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名刺代わりの10冊

  • 脱走と追跡のサンバ / 筒井康隆
  • コインロッカー・ベイビーズ / 村上龍
  • ドグラ・マグラ / 夢野久作
  • 黄金詩篇 / 吉増剛造
  • ぼぎわんが、来る / 澤村伊智
  • 今夜すべてのバーで / 中島らも
  • ニューロマンサー / ウィリアム・ギブスン
  • いろはにこんぺいと / くらもちふさこ
  • 暗黒神話 / 諸星大二郎
  • 洗礼 / 楳図かずお

『さらば国分寺書店のオババ』のこと


かつて、昭和軽薄体と呼ばれる文体がありましてね。
「ありましてね」なんていいましたが、
巷にあふれるエッセイなんかでフツーに見かけるアレですよアレ。
(まさにこういう↑感じの文体です)

そのはしりともいえるのが、
この椎名誠『さらば国分寺書店のオババ』でした。
実際、昭和軽薄体という呼び方を提唱したのも椎名誠らしい。

前述のとおり、今となっては珍しくもなんともないものなので、
一昔前のブログブームの頃はもちろん、noteとかSNSなんかでは、
当たり前のように使われているありふれたものになっています。

でも、初めてこれを読んだ中学3年生のぼくにとっては
強烈なインパクトがあったのです。...

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コメント 4件

  1. ぼくも書店 まきたこういち 2025.09.29

    どんな表現にもパイオニアというか、その〝芸〟を世に問い勝ち取ってスタンダードにしたひとがいるんですよね。憧れます。 僕は自分がボブディランみたいな声の持ち主だったら、たぶん人前で歌えなったんじゃないかって思います。憧れる、というのは、それを真っ直ぐにおこなう純粋な行為のほうです。

    1. EL TOPO BOOKS アキラさん 2025.09.30

      どんなにエキセントリックで奇天烈であったとしても、伝えたいメッセージとその表現がマッチしていれば、そこに化学反応が生まれるのでしょうね。

  2. ことのは書店 なんなん 2025.09.29

    あぁ、わかる気がします! 椎名誠さんと群ようこさんの本をはじめて読んだ時、ビックリしました。 なんじゃこれは…と思いながらひき込まれていく不思議な感覚。 そしてサザン! 最初に「ザ・ベストテン」に登場した彼らを見た時ぶっ飛びました。その衝撃は鮮明な記憶に残っています。 (歳がバレます😆) 新たな価値を生み出す人が与える衝撃。 これからもたくさん出会えるといいなぁ。

    1. EL TOPO BOOKS アキラさん 2025.09.30

      サザン、小学生の時に初めてテレビで見た時は、本当にびっくりしました。日本語で歌ってると思わなかったんだけど、でもよく聴くとなんだか日本語も混じってる・・・なんだこれ?!って(笑)。 でも、不思議なもので、いま聴くと当時のどの曲も全部普通に聴き取れるんですよね。謎。

『今夜、すべてのバーで』のこと

若者の多くがそうであるように、いまよりもずっと若かった頃のぼくは、世の中に対して少し斜に構えていました。生きることとか、人生とか、そういうものと真っ直ぐに向き合うことは、なんだかかっこ悪いことのような気がしていたんでしょ […]

はじめまして。

8月末から北堀江店で、箱主として参加いたしました。フリーランスのコピーライターとして仕事をしています。屋号の「EL TOPO BOOKS」は、大好きな映画のタイトルから拝借したものです。アレハンドロ・ホドロフスキーという […]