やまさきせつこ
堺本店 ここすこ文庫 やまさきせつこ

堺本店で ここすこ文庫 の箱主をしています。おもにケアに関する本と趣味の本を置いています。
大阪府堺市で対人援助職のための相談所Big Beansの代表をしています。
長年、精神科で作業療法士として働いていました。まちの保健室的な活動がしたくて、HONBAKOのお店番で皆さんのちょっとした気がかりをお聞きするような活動を継続しています。
HONBAKOのお店番やビブリオトーク茶会(読書会)、ワークショップなどもしていますので、皆さんとリアルでもお会いしてお話できるのを楽しみにしてます。

名刺代わりの10冊

  • ✳︎ケアの本質 ミルトン・メイヤロフ
  • ✳︎精霊の守り人 上橋奈緒子
  • ✳︎世界の終わりとハードボイルドワンダーランド 村上春樹
  • ✳︎錦秋 宮本輝
  • ✳︎ラブレター 岩井俊二
  • ✳︎ラスト・クリスマス: 15歳・愛と生命のメモリー マリ ブラディ
  • ✳︎あなたの話はなぜ「通じない」のか 山田ズーニー
  • ✳︎援助者の援助 村田久行
  • ✳︎まずはケアの話から始めよう 山崎勢津子

ケアのバトン ~その4 ワレワレハ 異星人ナノダ~

家にいても、学校にいても、どこにいても何か馴染まずうすら寂しいのは、自分が違う星から来た生き物だからなのだろう。だから、自分を受け入れてくれる人の中にいても、心から「ここにいていい」と信じることができないのかもしれない。その仮説は、私の心を少し慰めた。謎が解けたような気持ちになったから。   -死ぬまで生きる日記 土門蘭※1★アイテを異星人だと思えばいい ある大御所の音楽バンドのリーダーの名言を最近、知人に教えてもらいました。「腹が立った時には相手を異星人だと思うようにしている」 それが解散せず、バンド活動を長続きさせる秘訣なんだそうです。相手が異星人なら、言っていることの意味が分からなくて...

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コメント 6件

  1. ぼくも書店 まきたこういち 2025.10.13

    「みんなこう」とか「フツーはこう」とかイヤですね、めちゃくちゃよくわかります。僕もなかなか〝みんなのフツー〟に馴染めなくって、それで本(特に文学の)なかに共感者を求めてた気がします。 学校や職場みたいな〝みんな〟の枠組みから外れて、ネットやSNSによって細分化された〝みんな〟のなかのどれかに逃げ込めるようになった社会はいいなぁと羨ましくも思います。 でも一方で、社会が〝みんなでつくるもの〟っていうことはどうなっていくんだろうという気持ちは、苦しい時期を一山越えた人間の驕りから来るのか、単なる老婆心なのか、考えたりもします。 「分かり合いたい」「分かり合えるはず」。ニンゲンについ期待してしまうことと、自分と相手を同化させて考えることは違うってことなんですね。相手をいったん異星人と捉え突き放してから歩み寄ろうとする工夫みたいなものは、冷静になって全体を見渡せるって視点からもいいんだなぁと感じました。

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    1. ここすこ文庫 やまさきせつこ 2025.10.23

      まきたさん、コメントありがとうございます。 “みんな”というワードも使われ方によって、帯びる意味合いが変わってきますよね。 「分かり合いたい」「分かり合えるはず」が'相手に対する期待'である時と '人類(世界?)に対する希望'である時は、なんというかベクトルが違う気がするんです。 前者も後者も時に簡単に裏切られますけど、手の内に後者を握っている人はあきらめないというか、何度でも立ち上がれるというか。 エロスとアガペー? あかん、分からんようになってきました(笑)。また考えます。

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  2. 末広文庫 なぎら 2025.10.15

    まさしく娘が月から来たと言っておりまして。 土門さんの火星人の話が凄く納得出来ました。 私自身も普通はこうじゃないの?という価値観に以前は縛られていたように思います。 そして、良い意味で「あきらめる」ことに気付いて、自分がとても楽になりました。 学校という集団生活の中で生徒達の疑問や戸惑いの声を「ふんふん」と聞きながら、その感覚を持ち続けて欲しいなと願っています。 「違い」を知ることが自分も相手も大切にすることだから。

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    1. ここすこ文庫 やまさきせつこ 2025.10.23

      なぎらさん、そうですか! 娘さんは月から来られたんですね! 私は「かぐや姫」にずっと憧れていました。なんやかんや言いつつ婿の立候補たちをみんな捨てて、月に帰ってしまう、あの潔さに。そして、帰れる場所があることに。 そして、その頃の私にとっての「月」は図書室や図書館でした。 なぎらさんのおっしゃる生徒さんたちの「その感覚」、いつか薄らいでしまうものだから大切にしてほしいと私も思います。 その感覚に接し続けられるなぎらさんのポジション、ちょっとうらやましいです♪

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  3. 昨日文庫 りつこ 2025.10.17

    土門蘭「死ぬまで生きる日記」 せつこさんと読書会をはじめるきっかけになった本でしたね。 ”火星に帰る”という表現に心を鷲掴みにされ、大きな衝撃を受けました。 第三者としての「みんな」もそうですし、自分たち主体の「我々」「私たち」という言葉も、大きな文脈で主語にするのは本当にとても乱暴なことだと思います。 地球であれ、火星であれ、どこかの国であれ、何がしかに帰属しつつも個人としての「私」と「あなた」がまず優位であってほしいです。 諦めずにゆっくりと、ですね。

    返信
    1. ここすこ文庫 やまさきせつこ 2025.10.23

      りつこさん、そうですね! ある意味、私たちの出会いの本でした。土門さんに感謝♪ 大きなものと小さなもの。 その両者を行き来する柔軟な視点というのが、たぶん私たちを健やかにしてくれるのだと思います。 何かをひとくくりにして乱暴に「みんな」を使って主張したくなる時、「私はいったい何に怒っているんだろう」、「私は何を恐れているんだろう」、「何に切羽詰まってる?」といったん自分に問いかけてみたいなと思っています。

      返信

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