やまさきせつこ
堺本店 ここすこ文庫 やまさきせつこ

堺本店で ここすこ文庫 の箱主をしています。おもにケアに関する本と趣味の本を置いています。
大阪府堺市で対人援助職のための相談所Big Beansの代表をしています。
長年、精神科で作業療法士として働いていました。まちの保健室的な活動がしたくて、HONBAKOのお店番で皆さんのちょっとした気がかりをお聞きするような活動を継続しています。
HONBAKOのお店番やビブリオトーク茶会(読書会)、ワークショップなどもしていますので、皆さんとリアルでもお会いしてお話できるのを楽しみにしてます。

名刺代わりの10冊

  • ✳︎ケアの本質 ミルトン・メイヤロフ
  • ✳︎精霊の守り人 上橋奈緒子
  • ✳︎世界の終わりとハードボイルドワンダーランド 村上春樹
  • ✳︎錦秋 宮本輝
  • ✳︎ラブレター 岩井俊二
  • ✳︎ラスト・クリスマス: 15歳・愛と生命のメモリー マリ ブラディ
  • ✳︎あなたの話はなぜ「通じない」のか 山田ズーニー
  • ✳︎援助者の援助 村田久行
  • ✳︎まずはケアの話から始めよう 山崎勢津子

天日干しシリーズ:その4 今朝の夢と小さなヤモリ

小さなヤモリ 夏の暑い盛りのベランダで一匹の小さなヤモリがひっそりと息を引き取っていました。 洗濯物を干すのに、邪魔になるところでもなかったのでそのまま放置していたらそれはとうとう漢方薬のごとくカラカラに干からびてしまいました。 時折、降る雨で、生々しさを取り戻すのではないかとか長く続く雨に、キノコやカビなど生えてくるのではないかとか洗濯物を干す度に観察していたのですがやがてそれは徐々に白骨化しふと気が付くと、完全に標本のごとく骨になっていたのでした。 そこまでくると今度は妙に生々しさを感じ今さら取り除くのもためらわれさらに放置していたのですけれどある明け方、どおどおと風が舞うことがあってそ...

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コメント 2件

  1. ことのは書店 なんなん 2025.12.07

    『蠅』読ませていただきました。 読み終わった時、茫然としました。 蠅の視点で進むという驚きはもちろんのこと、生に執着をもつ蠅が生き残り、未来や希望をもった人間たちが呆気なく死ぬ、という結末に、何とも言えない気持ちになったのです。まるで、蠅が全ての運命を俯瞰しているかのように感じました。 今度、蠅を見かけたら、話しかけてしまいそうです。

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    1. ここすこ文庫 やまさきせつこ 2025.12.09

      蠅、すごい作品ですよね。 私も最初に読んだ時、同じように茫然としました。 物語の力をつよく感じる作品です。 蠅に話しかける…私はこれまでのところ蚊よりも成功率が低いです(笑)

      返信

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 皆さん、こんにちは。HONBAKO堺本店で<ここすこ文庫>の箱主をしている山崎勢津子です。<ここすこ文庫>ではおもにケアやメンタルヘルス関連の本を並べています。こちらでは『ケアのバトン』というタイトルで、身 […]

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