筒井康隆自伝!
「筒井康隆自伝」(文藝春秋・2025年10月刊)冒頭、「この自伝は極力、自分が見聞きし体験したことに限っている」と宣言し、そのあとすぐ、「最初の記憶は、蛇眼症の乞食を見たことである」と読者をたじろがせ、すかさず「この記憶 […]
イェーの総数 「ドリーミング・ザ・ビートルズ」を読んで
「ドリーミング・ザ・ビートルズ 世界を魅了した不滅のバンドの物語」ロブ・シェフィールド著、神田由布子訳(白水社・2025年10月刊) ビートルズの音楽が人々にどのように受容されてきたかを10年区切りで考察しています。著者 […]
小学生の頃、「ノストラダムスの大予言」という本を図書室で借りて家で読んで、「1999年に世界は終わるんだ…」そのあまりの恐ろしさに、読んでる本を思いっきり壁に投げつけた記憶があります。 指折り数え、1999年は、僕23歳… そのとき真っ先に思ったことは、「まーそのくらいの年だったら、恋愛もしてセックスも経験してるだろうから思い残すことないか…」でした。まったくもってあほですよね、、 なんちゅーませたガキやと思いますが、そんな本をへーきで貸し出してる図書室もどーかしてると思いませんか? 終末説や陰謀論なんて、なんの役に立つんでしょうか。 嘘でもいいから、「みんなで頑張れば未来は明るいよ!」て言ってほしいし、言いたいです。
「ノストラダムスの大予言」! 僕が10歳の時に出た本で、当時、大ベストセラーとなりました。思えばこの本が自分の意思で買った(いや買ってもらった)初めての”大人の読む本”だった気がします。あまり自慢できませんが。 ちなみに、ゴマブックスという新書タイプのシリーズで、他にもやや怪しげなサブカル系の本を出していたなあ。 まきたさんの小学校の図書室にもあったんですね。たしかにあの本、ロングセラーで続編や関連本もたくさん出たと記憶しています。 国や時代を問わず、終末論的な話には人を惹きつけるものがあるのでしょう。
ご提示のように、キリスト教の中でも分断が進んでいますね。 「創造論者」と「無神論者」に関する本を読んだ際に、「アメリカ人の約40%が世界は終わりつつあると信じている」と同様なデータとして、「保守的な共和党支持者のうち、進化論を支持するのは34%にとどまる」「アメリカ全体でも進化論を支持するのは64%に過ぎない」といった数字を目にしました。 こうした現状を見ると、行き過ぎた宗教的原理主義は対話を拒み、結果的に対立を生み出してしまうのだと感じます。
そうなんですよね。 本書にもありますが、福音派の依って立つ二元論というものは彼我の世界観に共通項がなく、話し合いによる合意や妥協という“落とし所”が見い出せません。 著者によれば、福音派は白人の人口比が年々減少しており弱体化してゆくという希望的観測もあるようですが、寛容や包容を許さないという風潮は形を変えて世界に拡散、浸透していっているようです。 いま世界は踏ん張りどころという気がします。 ふとジョン・レノンの歌の一節を思い出しました。 “Hold on,world!”