りつこ
堺本店 昨日文庫 りつこ

今日を頑張り、明日を期待し、歩んで来たこれまでの人生
ようやっとここまできた今、過ぎた日のことがどうにも気になります。
自分が歩いた道の脇にあったはずのモノ、自分の足が踏みつけてしまったモノ、忘れてしまったコト、遠くにいったひとのこと。
記憶を探りゆるり向き合い、さぁ、これからの生き方を、さてどうしましょうか…。

HONBAKO堺本店のすぐ近くで、お出汁の美味しいごはん処を営んでいます。
本店にお越しの際は是非お立ち寄りいただけたら幸いです。とPRも忘れずに(笑)

名刺代わりの10冊

  • すべての白いものたちの /ハン・ガン
  • 少年が来る /ハン・ガン
  • 別れを告げない /ハン・ガン
  • 空と風と星と詩 /尹東柱
  • 倚りかからず /茨木のり子
  • 新しい人よ眼ざめよ /大江健三郎
  • 春の雪 /三島由紀夫
  • けものたちは故郷をめざす /安部公房
  • コンビニ人間 /村田 沙耶香
  • 西の魔女が死んだ /梨木香歩
  • いちご同盟 /三田誠広

コメント 2件

  1. ここすこ文庫 やまさきせつこ 2025.10.25

    この本は未読なのですが、飲み込めないもの(状況に対する強い怒り、理不尽な思い)を無理に飲み込もうとして、胃の中のものを全部吐いた経験があります。 精神的不調に陥った人が“ノドの違和感”(何かが詰まった感じ、飲み込みにくさ)を訴えられることがわりとあるのですが、何かを食べる/飲むということは象徴的な行為でもあるのだなとあらためて考えさせられます。 翻って、たくさんの幸せな“食”の記憶が私たちの心の糧になることもあるのだろうな、とも。

    1. 昨日文庫 りつこ 2025.10.25

      危機的状況に陥ると、食べることをストップして自分の心と身体をフリーズさせてしまうのかもしれません。 同じくハン・ガンの『涙の箱』という大人の童話には、涙を流すことをストップさせて生きてきたおじいさんがいます。 生存を維持するための防衛本能とでもいうべきものでしょうか。  歪だと言えばそう。 だから苦しんでいる。 同化はできないだろうし、しなくてもいい。 ただ、隣人であれたらと思います。 大変なことでしたね。 その時のせつこさん、抱きしめてあげたいです。

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