『わたし人生』ダーチャ・マライーニ
よく参加させてもらっているイタリア文学を読む読書会で、今回のテーマ本を読了したので紹介します。テーマ本は、ダーチャ・マライーニの回想録『わたし人生』です。本書は、著者マライーニが体験した収容所での蟻や蛇を食べるほどの飢餓 […]
『クリスマス全史』と『サンタクロースの文化史』の紹介
クリスマスシーズンという事で、12月のHONBAKO-北堀江ゆるやか読書会で紹介した『クリスマス全史』と紹介できなかった『サンタクロースの文化史』を紹介します。 『クリスマス全史』(原書房)はクリスマスの宗教的儀式の起源 […]
正倉院展と関連して読んだ本『唐物と東アジア ― 舶載品をめぐる文化交流史』
先月、奈良国立博物館で開催された「第77回正倉院展」にいってきました。展示される正倉院宝物には「唐物」が多いので、以前レポート作成時に使った文献を久しぶりに読み直しました。その前に正倉院展について簡単にレポートしておきま […]
ユニクロを見て思い出した本『ひとはなぜ服を着るのか』
そろそろ寒くなってきたので、家族と室内着を買いにユニクロへ行きました。自分は特に選ぶでもなく、相変わらず商品が多いなあ、とぼんやり眺めているうちに、ふと鷲田清一の著書『ひとはなぜ服を着るのか』を思い出しました。この本は哲 […]
読みました『同調者』モラヴィア
先日、イタリア文学を読む読書会に出席しました。テーマ本はモラヴィアの『同調者』でした。文学は得意ではなく、ふだんはほとんど読まないのですが、課題本が決まっている共読会は、いつも新しい発見を与えてくれる貴重な機会だと思い参 […]
お酒が好きで、若い時分からけっこう飲んできましたが、味の違いがわかってません。わからないクセに話を聞くのが好きで、飲みながらいろいろ聞いたりラベルを見たりしますがすぐに忘れちゃいます(酔っ払ってるととくに😅) おなじ飲むでも、それが女性がつくってるって思うとちょっといいですね。 つくられた過程や背景を知ると(すぐに忘れちゃうとしても)味わいも変わるって気がするので、女がつくったよ、てのを飲んでみようと思います。
わたしもアルコール弱いのに美味しいお酒を呑むのが大好きです😁 (わけあって断酒してますが・・・😢) 海外でも女性マスターブレンダーも多く誕生しているようですし、良いモノづくりにジェンダーは関係ないですよね。
日本酒でいえば、奈良時代初頭に書かれた大隅国風土記には「口噛み酒」について記述があるとのことです。これは、生米を口中でくちゅくちゅと噛んで唾液で糖化させ、それを容器に吐き出してアルコール発酵させて醸す酒です。 なかでも巫女による口噛み酒は、神への供物として神聖視されていたようです。 奈良時代といえば、酒の司が設置されて酒造が国家事業として確立した時期ですが、以来、酒造りは大変な重労働なので、永らく男たちの仕事でした。(もちろん本書に書かれているように不浄観なども大きな要因なのでしょうが) そしてようやく近年になり、酒蔵の設備も近代化、合理化されてきて、そのおかげで女性の杜氏や蔵人も増えてきています。 昨今は飲み屋に行っても若い人で日本酒を好んで飲んでいるのは女性の方が多いですね。 日本酒は昨年、喜ばしくもユネスコ無形文化遺産に認定されました。 Sakeの深くて幅広い味わい、文化的な豊かさに世界が気付き始めています。 いまや日本酒の作り手、売り手、書き手、教え手、もちろん飲み手、あらゆる分野で女性が大活躍しています。 ジェンダーも国境も超えて酒縁が広がって行くのは、日本酒好きとしてうれしい限りです。
こんばんは たしかに酒造りは重労働ですし、当時の技術では安全環境の維持は困難だったのは間違いないですよね。当時では避けられないことだったろうと思います。 一時は日本酒呑まない人が多かったですが、呑む人増えましたね。 日本酒も昔ながらの角打ちで呑んでいる女性も多いですし、オシャレに呑める日本酒バーとかも増えているのでウレシイ人多いだろうな😁