テーマ:読了報告

今日が人生であり、いまが人生

今日は、HONBAKO北堀江で11月に開催した『ゆるやか読書会』で私が紹介した本の紹介をしたいと思います。(当日参加してくださった方も、『ゆるどく』では話せなかった部分もお話しするのでぜひ最後まで見て下さい!)いきなりで […]

正倉院展と関連して読んだ本『唐物と東アジア ― 舶載品をめぐる文化交流史』

先月、奈良国立博物館で開催された「第77回正倉院展」にいってきました。展示される正倉院宝物には「唐物」が多いので、以前レポート作成時に使った文献を久しぶりに読み直しました。その前に正倉院展について簡単にレポートしておきま […]

ユニクロを見て思い出した本『ひとはなぜ服を着るのか』

そろそろ寒くなってきたので、家族と室内着を買いにユニクロへ行きました。自分は特に選ぶでもなく、相変わらず商品が多いなあ、とぼんやり眺めているうちに、ふと鷲田清一の著書『ひとはなぜ服を着るのか』を思い出しました。この本は哲 […]

私の言葉探しの旅

圧倒されるような素敵な映画、本、空間、に出会った時の、あの満たされた気持ちをなんて呼ぶのですか?私は語彙力が無く、時々、口に出す言葉と感じた事の、ニュアンスがずれていたり、全く違ったりしているみたいです。よく相手に「意味 […]

ウワキの定義

妖精さんの投稿を読んで「執着」について思い巡らせてたら、別の投稿で「なにが欲しいかわからない」って書かれてて、たしかに。「執着」って、それに囚われてるときはしんどくて、うら暗い気持ちになったりもするけど、なければないで、 […]

読みました『同調者』モラヴィア

先日、イタリア文学を読む読書会に出席しました。テーマ本はモラヴィアの『同調者』でした。文学は得意ではなく、ふだんはほとんど読まないのですが、課題本が決まっている共読会は、いつも新しい発見を与えてくれる貴重な機会だと思い参 […]

『菜食主義者』 ハン・ガン

暴力に抗うことすらできずに、その力の及ばざる場所でそれでもなお生きようとした時、究極、人は植物になるのやも。生きることそのものの「原罪」を問われているようだ。この身体に、何がしかの生命が犠牲になって注がれるおぞましさ。ひ […]

昨日文庫

自分であることを受け入れ、生きていくこと。

今日私が紹介するのは千早茜 『ひきなみ』です。この本の帯にあった「自分であることを受け入れ、生きていくこと。」という言葉に惹かれ手に取りました。私は、高校を卒業して3年になります。環境も住む場所も大きく変わり、遊ぶ仲間も […]

教誨

私はこの文字の意味を知らなかったです。というか読む事も出来なかったです(@_@;)教誨(きょうかい)、意味は「教え諭すこと」。自分の実の娘を含む幼女2人を殺害し死刑囚となった三原響子が最期に遺した「約束は守ったよ、褒めて […]

高宮麻綾の引継書

高宮麻綾の引継書

強烈なキャラクターの登場です。 城戸川りょうさんのお仕事ミステリー「高宮麻綾の引継書」を読みました。 第2章のタイトルは「会社と戦るなら徹底的に」とあります。そして、このタイトルにはルビが振られています。「会社とヤるなら […]

南米の光と熱

昨日、ある読書会でソヴィエトの作家、ソルジェニーツィンの「イワン・デニーソヴィチの1日」の話題が出た。私は恥ずかしながら未読で、しかしノーベル文学賞を取っているのでお読みになった方も多いと思う。紹介してくださった方がとて […]

失われた貌

警察小説「失われた貌」

櫻田智也さんの「失われた貌」を読みました。この本を読みたいと思ったのが約1カ月前です。ところが、5店舗の本屋さんをまわっても在庫がなかったのです。そして、ついに!ようやく!手に入れることができました。本日読了です。 帯に […]

村上春樹は好きですか?

今年で50歳になりました。テーマは「スピードを落としてじっくりやる、その分トルクを上げる」です。箱主さんからのご紹介で、久しぶりに村上春樹を読んでます。安西水丸さんの挿絵も素敵で、よく読んでた20代前半(生活や精神的には […]

【大人に勧める児童書】

皆さん、こんにちは。HONBAKO堺本店箱主「末広文庫」なぎらです。中学校で学校司書をしています。学校司書って?そう、学校の図書室(正しくは学校図書館)の先生です。先生でもないのですが、学校にいる大人はもれなく先生と呼ば […]

末広文庫