その日もいつもの朝と同じだった
タイトルの文は、以下の本の8ページに記載のある一文である。「ときどき旅に出るカフェ」/近藤史恵/双葉文庫この一文はよく使われるものかと思うけれど、この本も含めてネガティブな意味で使われることが多いように思う。毎日同じこと […]
どこから見るか、なにを見るか
先日、HONBAKOのとある箱主さんがお誕生日を迎えられました。 他の箱主さんから、おめでとうの言葉がたくさん届けられたそうです。そういうことを、得意とする人もそうでない人もいる、という話は、一旦置いておくとして。その後 […]
✴︎書店を訪ねる✴︎
本屋とほん10月の、HONBAKOオーナー牧田くんが提案してくれた書店めぐりをご一緒に、に味を占めてしまった私に舞い込んだのは元箱主で、素敵なモノを次々と生み出すクリエイターのイワウチマリコさんからの「久しぶりにご一緒し […]
天日干しシリーズ~その3 いつか“どうでもいいこと”になる~
「踊るんだよ」羊男は言った。「音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ」ーダンス・ダンス・ダンス 村上春樹 ◆フォークダンスの夜 皆さんは学生時代、フォークダンスってやりましたか?私が学生の頃は、イベントのフィナーレに […]
みんなの「わがまま」入門
みんなの「わがまま」入門 / 富永京子(左右社) 僕がこんな本を手に取り読んでたら、一部のひと(おくさまとかスタッフさまとか)から怒られそう。しかし日本は、「わがまま」に対し、厳しい国だそうですよ!(どうりで生きにくいは […]
『女たちがつくってきたお酒の歴史』
前回のHONBAKO-北堀江ゆるやか読書会で紹介した一冊を、今回補足として内容を紹介します。読書会では上手く要点を伝えきれなかった点を踏まえ、どのような視点で本書が構成されているのか整理しました。**********『女 […]
わたしは「運ばれ」てHONBAKOに出会った
昨年末に、HONBAKO堺本店で箱主さんが開催されたイベントで、作家の高島亮さんとお会いする機会がありました。新刊『「運」のミカタ』をご紹介され、サインをいただいたのですが、本書によると、「運」には良し悪しはなく、いろ […]
『スイマーズ』ジュリー・オオツカ
幼い記憶に残る街並みは、少しずつ変化して、何十年も経つと元の形のひとかけらも残っていない。あったはずの家々や、人々、営み、それらを覆い、上書きされた町に生きている。もう亡くなってしまったあの家のひと、錆びついた門、干から […]
相容れない存在から見つめ直す世界ー手塚治虫『ブッダ』第4巻を読んで
『ブッダ』4巻を読み終えて僕の中に一番強く残ったのは、「今の在り方から、新しい在り方へと歩み出さざるをえない瞬間」が、何度も何度も描かれていることでした。物語の中心にいるのは、のちにブッダと呼ばれることになる若き王子シッ […]
ケアのバトン ~その6 旅は道連れ、世は情け~
「旅は道連れ、世は情け」という言葉は、旅は同行者がいることで安心できることから、世の中を渡っていくためには、人々が協力し合い助け合うことが大切だといった意味で使われます。(中略)「孤軍奮闘(こぐんふんとう)」とは「誰に […]
今日が人生であり、いまが人生
今日は、HONBAKO北堀江で11月に開催した『ゆるやか読書会』で私が紹介した本の紹介をしたいと思います。(当日参加してくださった方も、『ゆるどく』では話せなかった部分もお話しするのでぜひ最後まで見て下さい!)いきなりで […]
「ナニモノ」かになる道
自分の将来について、ある時は輝く希望を抱き、別の時は不安に押しつぶされそうになる。そんなアップダウンはきっと、誰もが経験することなんでしょう。と、澄ました顔で割り切れるのなら苦労はしない。私の場合、若いころは、特別な夢や […]
正倉院展と関連して読んだ本『唐物と東アジア ― 舶載品をめぐる文化交流史』
先月、奈良国立博物館で開催された「第77回正倉院展」にいってきました。展示される正倉院宝物には「唐物」が多いので、以前レポート作成時に使った文献を久しぶりに読み直しました。その前に正倉院展について簡単にレポートしておきま […]
【大人に勧める児童書】③
月1ペースを目標にしていた、このシリーズ。10月は投稿出来ずに11月も早半ば💧非常に焦りながら書いております。なかなか金木犀が咲かないなと思っていたら、あっという間に咲いて散ってしまいました。確実に冬は近づいているのです […]
天日干しシリーズ~その2 きみは勇者~
ひとりだと感じたときあなたはずっと探していた素朴な言葉に出会う (若松英輔)※1★気になる少年 よく見かけるけど、名前も何も知らない人のことが、妙に気にかかることってありませんか?そんな少年が一人いて、すれ違う度に心 […]
つくるひとになるために
箱主さんから文芸誌をお借りして、パラパラ読んでます。僕はいわゆる「作家読み」みたいなことはあまりしないタイプですが、それでも知ってる作家の文章を読むときは、「そのひとが書いたものを読むときに得られる体験(やよろこび)」を […]
終末論の未来とは?「福音派 」を読んで
「福音派 ―終末論に引き裂かれるアメリカ社会」加藤喜之著(中公新書・2025年9月刊) 2022年のある研究機関の調査によると、アメリカ人の40%が世界は終わりつつあると信じているらしい。日本人の感覚からすればにわか […]