まきたこういち
--- ぼくも書店 まきたこういち

1975年4月生まれ。牡羊座のA型。INTP型。大阪西成で生まれ、堺で育ちました。高卒。クレーン運転士の免許を持ってます。知らない町にふらっと行って、黙って静かにお酒を飲むのが好きです。美味しいもののためなら飛行機に乗ります。集団行動がニガテです。

名刺代わりの10冊

  • ・世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(村上春樹)
  • ・箱男(安部公房)
  • ・堕落論(坂口安吾)
  • ・銀河鉄道の夜(宮沢賢治)
  • ・月と六ペンス(サマセット・モーム)
  • ・絵のない絵本(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)
  • ・見る前に跳べ(大江健三郎)
  • ・これはペンです(円城塔)
  • ・阿修羅ガール(舞城王太郎)
  • ・聖なる怠け者の冒険(森見登美彦)
  • ・あなたなら、できるよ(Parco Greeting Books)

えらぶ必要のない自由のために

堺本店の『ゆるやか読書会』に参加しました。8名で開催。最初の1時間は、みんなで静かに本を読み、次の1時間で読んだ本の感想を共有します。毎回しみじみ思うことは、ひとの興味関心、視点(なにの、どこを、どう読んだか)は様々なんだなぁということです。小学生の頃、読書感想文について、担任の先生から「あらすじだけ書くのはだめよ」って手厳しく指摘された覚えがあるんですが、そのあらすじだって、どこをどう捉えたか、どう語るかはほんとにひとそれぞれで、それはそれで充分に味わい深い、おもしろいよなぁと感じています。僕は『ゆるどく』でもこちらのsalonでも、本の中身はほとんど紹介せず、自分のことに引き寄せて話をし...

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コメント 2件

  1. ことのは書店 なんなん 2025.12.07

    開店以来、たくさんの本に出会い、たくさんの人と出会ってきました。 驚くほど「実は人見知りなんです」と言われる方が多いのです。 それでもやはり、 知りたい。伝えたい。 わかり合いたい。 それは、たくさんの方から受ける実感であり、自分の中にあるそれに気づかされてきました。 とてつもない数の本が、この人間の本能的なものから生み出され、繋げられていく、ということに深い感慨をおぼえます。

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    1. ぼくも書店 まきたこういち 2025.12.08

      箱主さんと話をしてると、自分が本を読んでいない、読めていないってことを痛感しますよね。 でもきっとそれはみんなそうで(そらそうです)、だからそのことを斜(はす)に構えてへんに謙虚ぶる必要はないんだと思う。 「本が好き」「書くのも好き」 読めてなくてもヘタクソでも、素直にそう言える本屋さんでありたいです😊

      返信

働く男

休みがとれたら、文庫本もって電車に乗って、行き先もはっきり決めずふらーっと知らない町に出かけていって、たまたま近くに居合わせたおじさんやワカモノ、店の店主と仲良くなって、旨い肴と酔いの波間に漂いながら、一晩限りのあったか […]

もしもあなたと逢えずにいたら

2025年もあと少し。今年は(も)いろいろあった年で。新しく始めたものだけ取り出してみても、HONBAKO野外映画祭、HONBAKO京都宇治、HONBAKO北堀江オープン、HONBAKO salonの立ち上げ、無印良品さ […]

何かがおかしい

先日、「スタンダードブックストア」中川和彦さんとラジオ対談(のようなこと)をする機会をいただき、堺本店の店長、中道さんと揃ってお会いしてきました。若い時分に一度だけ、心斎橋のお店に行ったことがありましたが、対面するのはこ […]

はじめての付箋(ふせん)読み

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みんなの「わがまま」入門

みんなの「わがまま」入門 / 富永京子(左右社) 僕がこんな本を手に取り読んでたら、一部のひと(おくさまとかスタッフさまとか)から怒られそう。しかし日本は、「わがまま」に対し、厳しい国だそうですよ!(どうりで生きにくいは […]

光の射すほうへ

「天日干しシリーズ」いいなぁと思って、倉庫の奥に押しこめた段ボール箱をゴソゴソ、端っこのめくれ上がったのーとぶっくを取り出しホコリをポンポン、懐かしくめくりましてパラパラ。なんてったって僕、中2くらいからギターを触りはじ […]

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妖精さんの投稿を読んで「執着」について思い巡らせてたら、別の投稿で「なにが欲しいかわからない」って書かれてて、たしかに。「執着」って、それに囚われてるときはしんどくて、うら暗い気持ちになったりもするけど、なければないで、 […]

老いるのである。

見えない。それがキッカケで、およそ5年前からはじまりました。よく「坂から転がり落ちるよう」といいますが、まさにそんな感じ。以前には「老眼なんて気合いが足らんのや」と豪語していた僕ですが、いくら気合いをいれても見えないもの […]

女を知りたい。

堺本店の『ゆるやか読書会』に参加された若い女性が、千早茜という作家を挙げ、「私には、女の欲望を描き続けているように思えます」そういった感想を述べられました。不勉強ながら、僕はその作家の名前だけ知っていて、読んだことはあり […]

「浅める」工夫

北堀江の箱主さんが娘におすすめしてくださった本を、先に買って読んでる愚か者が僕です。それは糸井重里さんのお仕事に関する本で、とてもおもしろく勉強になります。そちらの「読了報告」は娘に譲るとしまして。その糸井さんがなにかの […]

ジョバンニから教わった

生まれて始めて映画館で観た映画が、「銀河鉄道の夜」でした。赤と青のネコが出てくるやつです(ちなみに赤がカムパネルラ、青がジョバンニ)。 夜の野原に突如現れる巨大な機関車、広大な宇宙をあてもなく進む列車のなか、独りぼっちの […]

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